80歳女性
施設入居中
#脳梗塞後#高血圧症
「元々認知症はあるが、疎通は取れていた
ある日発熱がみられ、訪問医から皮下膿瘍を指摘され、切開排膿の処置、抗生剤の投与を開始された
その頃から「そろそろおうちに帰る時間なのでお暇させてもらいます」
「息子が下まで迎えにきているんです」など辻褄の合わない言動が見られるようになり、時折、怒りっぽさがみられるようになった
穏やかに普段通り過ごすこともあり、時間帯によってムラがあった
精神科往診にて、認知機能変動は感染・処置による侵襲がトリガーとなり、せん妄をきたしている可能性が考えられ、一時的に眠前にラメルテオンの投与と、不穏時の屯用としてチアプリドを処方した
夜間の入眠が得られ、不穏時は適宜チアプリドの内服を促すことで平静が得られた
2週ほど経過すると、若干傾眠をきたすようになったため、ラメルテオンを中止し、その後は普段と変わりなく過ごしている」
病棟などのリエゾンで、せん妄は対応必須な精神状態ですね
当然せん妄は、自宅でも施設でもどこでも起こり得る病態です
せん妄と言っても、症状は様々で対応は様々です
今回は、作用のマイルドな眠剤と、数回の屯用でコントロールすることができました
身体疾患の改善とともに良くなることが多いので、薬も漫然と使わない方が良いというのがこのケースの教訓です

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